アメリカ国務省の付属機関であるForeign Service Instituteが1973年に発表した「外国語の研修成果と学習時間に関する資料」によりますと、米国人が日本語をマスターするのには、2,400-2,760時間が必要とされています。
日本人が英語を習得するのは、外国人が日本語を習得するよりは易しいと言われていますので、約2,000時間掛かると仮定しましょう。
この約2,000時間をどのように使うかということになりますが、実は、すでに中学や高校の授業で1,000時間近くは学んでいます。
つまり、基礎体力はついていると見てもいいのではないかと思われます。
なので、残り約1,000時間程度を補ってやればいいということになりますが、1,000時間以上は、机に座ってやる勉強ではなく、どうしても実際の会話訓練が必要でしょう。
これを達成するためには、1日1時間のレッスンなら3年程度、1日2時間取り組めば、1年半程度ということになります。
オンライン英会話スクール「リアル英会話」の設立者である私は、実際に1日に2時間のレッスンをこなしていました。
1年少し経過し、約750時間程度を消化したところで、ビジネスの話をスタートしました。
自分自身の会話力に手ごたえを感じるようになったのは、500時間を超えたくらいでしょうか。
つまり、別に1,000時間を待たなくても、ちゃんと意志は伝えられるようになるということです。
あなたもきっと、リアル英会話で、同じように手ごたえを感じていただけるに違いありません。
後はあなた自身で、目標を立てて、逆算してレッスン密度を決めていただければ、と思います。
毎日時間を取るのが大変だと感じますか?
でも、何かを成し遂げようとするとき、自分自身を追い込まなければ、なかなかできないことも多いです。
毎日ジムに通う人もいます。毎日一定時間ランニングしたり、ウォーキングしたりする人もいます。
ある人は週に4回、テニススクールに通っています。
「日課」をつくることが、何ごとにおいても重要なことだと思います。
そして、それが「習慣化」してしまえば、知らない間に続いていき、知らない間に力がついているというくことになるのです。