「文法の強化」と「会話力の強化」
これらはまったく違う方向性、アプローチとなります。
私は、これらの間に相関性は、「ほぼない」と言い切れると思っています。
どうしても会社の都合等でTOEICの点が必要な場合は、文法に取り組む必要がありますが、TOEICの点が高いからと言って英語が話せるかというと、まったくそんなことはありません。
帰国子女や留学経験者を除き、TOEIC高得点者でも喋れないのが現実です。
現実に会員様にもTOEIC800点以上の受講生様が多くいらっしゃいます。
TOEIC高得点でペラペラになるのであれば、英会話スクールに入会する必要はないはずですが、実際には、Pre-IntermediateからUpper-Intermediateの方が圧倒的に多いです。
逆に、私自身はTOEICの点は、恥ずかしながら670点しかありませんが、自分の意見や思うことはすべて伝えることができますし、交渉ごとも英語でできます。
「英会話」という観点から言えば、むしろ文法は足を引っ張ることの方が多いです。
なぜならば、頭の中で
文法に準拠した英文を作成しようと無意識に努力してしまう
からです。
文法にかなった英文を話さなければならないと自分自身でプレッシャーを掛けてしまい、肝心の「伝える」ということが二の次になってしまいます。
肝心なのは、正確な英語を話すことではありません。
意思を「伝える」こと
です。