赤ん坊が言葉を覚えるのは、カタコトから入り、だんだんと文章を構成できるようになります。
あなたは、日本語が話せるようになるよりも前に、「動詞の活用」など、日本語の文法を先に勉強しましたか?
「未然・連用・終止・連体・仮定・命令」とか、「五段活用、サ変・上一段・下一段」、「体言止め、用言止め」、「形態素と異形態」・・・このような文法用語や仕組みを知っていましたか?
そのような日本人は誰1人としていないはずです。
語学としての英語や、TOEIC対策の英語は勉強するものかも知れませんが、「英会話」は、勉強して身に着けるものでは決してありません。
言葉を習得することは、本来人間が生まれながらに備わっている能力であるはずです。
どんなに学校の勉強がダメであったとしても日本が話せないという同級生には出会ったことはおそらくないと思います。
言語とはそのくらいのレベルのことです。
文法は後付けで作られたものです。日本語や英語ができる前から存在していたものでは決してありません。
文法的な間違いや単語の間違いに気を遣い過ぎるのが日本人の最大の欠点です。
「日本人は文法の勉強が好き(like)だろう?」と、うちのベテラン講師陣に訊くと、彼女らは、”No, sir. They LOVE.”と断言します。
Korean, Chinese, Taiwanese, Indonesian ・・・ フィリピンの講師たちは様々な国の受講生に英会話のレッスンを提供します。
その中でも日本人は、突出して文法にこだわり、間違いを指摘されるのが好きな人種だそうです。
これは、学校教育に問題があるからだと思っています。
点数をつけるのに都合がいいから です。