最後に、しつこいようですが、もう一度言わせていただきますね。
英会話は英語を使用した「会話」です。
英語であろうが、日本語であろうが、何語であろうが、「会話」は、意見のやり取りや調整、感情のキャッチボールを行うものです。
英語はただの「ツール」でしかありません。
そして、グローバル化の進展で、私たち日本人に求められているのは、英語環境になじむことでも、欧米の文化を取り入れることでもありません。
近年、アニメや和食が大きなブームになっています。
パリを始め各地でJapan Expoが開催され、コスプレイベントも花を咲かせます。
忍者モノも熱狂的なファンが多く、相変わらずの人気です。
海外の和食レストラン数は、2005年が2万店舗とその前の10年間で2倍以上に、そして5年後の2010年には、1.5倍の3万店舗に、さらに2015年7月時点では、8万9千店と2010年の約3倍と急拡大しています。
つまり、20年間で約9倍に伸長したということになります。
この勢いを見れば、無形文化遺産登録もうなずけます。
今後ますます日本人が海外に出て行く機会は増えるでしょう。
そして、私たち日本人が世界から求められていることは、
日本的なもののとらえ方・考え方・取り組み方や、和の文化を、英語というツールに載せて、主張したり、発信したりすることではないかと思うのです。