初めて私が英語に触れたのは小学校5年生のときです。
住んでいる町の教会の神父さん(ベルギー人で、かなり訛りがありました! ^^)が、格安で英会話を教えてくれるというので、始めたわけです。
その神父さんが、私が当時所属していたボーイスカウトの団長を務めており、教会が団の本部だったということが背景にありました。
生徒4人に先生が1人というグループレッスンで、たしか週に2回、1回70分くらいのレッスンでした。
神父さんだけでなく、留学経験のあるお姉さん(おそらくボランティアだと思います)が、レッスンを担当することもありました。
同じころ、リンガフォンという高額な教材を親に買ってもらい、平行して、毎日ぶつぶつやっていました。
1年くらい経過したころでしょうか、母親が神父さんから受けた報告では、「めざましく成長している」という話でしたが、私自身にはまったくといっていいほど実感がありませんでした。
なぜならば、いくつかの単語や文のパターンを憶えただけで、自らの力で考えた英文をベースに「会話」をした記憶がないからです。
先生と一緒にテキストを読んで理解し、エクササイズに答えるという極めて普通のレッスンでした。
当然ながら、2年通っても、喋れるにはほど遠いレベルでした。