また、これは私どもの講師から聞いた話ですが、フィリピン人は最低でもバイリンガルです。
7,000を超える島からなるフィリピンは、同じ島国の日本に比べて、島の配置が拡散しており、独立した複数の国群として発展してきた歴史があります。
ローカルの言語は、大きく分けて8つの言語に別れます(細かく分けると170強あるそうです)。
それらのほとんどはアウストロネシア語族に分類されるようですが、日本の方言と違い、お互いが別々のローカル言語を使った場合には、意思疎通ができないくらいに違うそうです。
私どもの講師たちは、皆、セブ島を始めとするvisaya語圏の島の出身者で、日常会話はvisaya語を話します。
余談になりますが、私はこのvisaya語を毎日シャワーのように浴びておりますが、「突然喋り出す」気配はありません。
憶えた単語は、教えてもらった「ありがとう」と「おいしい」に相当する2語のみです。
話を戻しまして、ルソン島以外の7つの地域では、共通語としてのフィリピン語(タガログ語)を習得しなければならず、この時点でバイリンガルとなります。
加えて、英語も公用語に定義されていますので、これも習得することになるわけです。