彼らは、英語ネイティブではありませんので、英語に関して言えば、習得時期の早い遅いの違いこそあれ、日本人とまったく同じ立場です。
後から他言語を習得するコツやノウハウ
を彼ら彼女らは持っていますので、その意味ではネイティブよりも頼りになります。
幼稚園くらいから英語を学び始め、小学校の授業は半分がローカル言語、半分が英語という感じです。
中学校(フィリピンでは4年制のハイスクール)になりますと、すべての授業が英語で進められます。
したがいまして、高卒以上の人は基本的に全員が英語を話します。
ですが、高校までの段階では、ほとんど文法は習わないそうです。
本格的な文法を学ぶのは、大学で英文やESL(第二言語としての英語)教育を専攻している人だけだそうです。
ですので、通常は、英語講師に採用されてから、一所懸命に文法を勉強します。
(もちろん、すでに英語が話せるわけですから、日本人が英文法を学ぶよりも、遙かに易しいことだとは思います。)
英語講師歴が浅い講師の場合は、私たち日本人の方が、文法知識で上回るケースが多いですので、講師側の文法の間違いにこちらが気づくこともあったりもします。
まあ、それは置いておきまして、このことからも、英会話習得に文法が不要であることがご理解いただけるのではないでしょうか?