(8) 英会話レッスンの予習と復習について その1

英会話スクールを受講されている場合に、レッスン時に初めて記事を読んだのでは十分に理解できないからとか、その場対応ではうまく表現できないからといって、必要以上に予習することは、あまりお勧めではありません。

あくまで、「その場で文を捻り出すこと」が会話であって、事前に時間を掛けて用意したのでは何の意味もないからです。

 

実際に、私自身は、テキストの予習は一切したことがありません。

予習に時間を割くくらいなら、その時間をできるだけ実践的な会話の練習に使いたいと思っていたからです。

また、前述のように、予習をしてしまうと、もはやそれは準備されたものとなり、

「その場の状況に合わせて自分の力で文章を構成する力」

を養うことに繋がらないと考えたからです。

 

あえて予習するのであれば、最低限の単語を押さえるくらいか、記事にざっと目を通すくらいにとどめるようにするのがいいと思います。

事前に、高校生がやるように、辞書を片手に、線を引いたりしながら、細かく意味を書き入れて内容を理解していく必要はありません。

まず、全体の意味をざっと把握することくらいで十分です。

細かいところは分からなくても、レッスン中に講師に訊けば教えてくれます。

”What does it mean by ◯◯◯?”で大丈夫です。

 

事前に記事を読んだ場合にしても、話す内容の主旨を予め決めておき、ざっとシミュレーションしておく程度にしておくのがいいのではないかと思います。

その場合、書き出してはダメです。

あくまで頭の中でです。

思った主旨のことを話せたらそれで自信になりますし、うまく話せなかった場合は、反省の材料になります。

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