【5】 最後に(まとめ) その24

  • 産業の層がハンパなく厚いです。

各産業分野で、グローバルプレーヤーの数は、1ヶ国につき1社か、せいぜい2社くらいが普通です。日本のように、どの商品ジャンルでも複数、場合により5社以上もトップ企業群が存在する国は他にないです。

東京スカイツリーのエレベータCMで、縦置きの十円玉が倒れないという低振動技術に驚かされましたが、あらゆる分野で最先端の固有技術を持つ企業があります。(ちなみに、他国で世界を代表するエレベータはオーチス(米)とシンドラー(瑞)くらいですが、日本には、三菱、日立、東芝などが世界で活躍しています。)

また、それらの部品やデバイスを製造する中小企業も含めた二次企業群の技術力、製造力の層は、とんでもなく厚く、もはやこれらなくしてiPhoneもGalaxyも世界中の自動車も造ることはできませんし、NASAのロケットも飛ばないのです。隠れた世界シェアナンバーワン企業が数多く存在します。

2014年版トムソン・ロイター社「世界の革新的企業100社」には、日本の製造会社が39社入っています(1位)。

「お願い!ランキング」や、「和風総本家」、「リアルスコープ」などのテレビ番組でよく紹介されたように、工場で使用する製造機械の性能や機能は、他国の追随を許さない独自領域を築いています。

 

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