オンライン英会話スクールの受講料や運営が不透明だと思われている方もいらっしゃると思います。
インターネットというインフラに乗じて、人件費の安いフィリピンで余っている労働力をかき集めて、マッチングしているだけではないかと。
そこで、今回特別に費用面を解剖して、実態を披露したいと思います。
これを見て、あなたが「私もこの事業に参入したい」と思われるのでしたら、大歓迎です。
相談に乗りますし、相互に協力していく道もあろうかと思います。
事業化は関係なくとも、海外事業のケーススタディとしてみていただいても、何かの参考にはなるかも知れません。
費用関係から見ていきます。(直近のレート0.37ペソ/円で計算)
- 支出項目
(1)イニシャルコスト
- 法人登録費用
初年度の法人登記には、現地の法律事務所への委託料を含めて、約70万円位掛かります。日本と比べ高いと思います。
登記には最低5名、フィリピン人が2名は必要です。
とくに秘書役は現地人にする必要があります。
- 事務所費用
敷金2ヶ月、前金2ヶ月計4ヶ月が標準です。
共益費込で2,000円/㎡位、60㎡なら12万円×4=48万円です。
- 什器・備品
机やPCおよび周辺機器、ソフトウェア、エアコン、冷蔵庫、事務用品などで、机15セットの場合で、ざっと160万円位です。
オフィス物件はスケルトンが標準ですので、内装済みの中古をうまく見つけないと、床や天井、壁すべて工事が必要となります。その場合は2万円/㎡以上掛かります。
- システム導入
弊社のようにレンタルシステムを使う場合、初期導入費が20万円位です。
自社開発の場合は、400万円以上掛かると思います。
- インターネット敷設
速度にもよりますが、敷設工事費と初期費用で15万円位です。
< 計 > イニシャル合計は約310万円となります。(内装工事費除く)